2013年3月23日土曜日

続・「ベンダー・マネジメントの極意」を買ってみた

前回の続きです。

あまりにも読み応えがあったので、サクサク最後まで読んじゃいました。
読んで重要だな、と思ったや学んだ点などを途中からメモをとってみました。


【ベンダー選定】

  • サブベンダーの提案の良し悪しを見極められないと、実施フェーズでの外注コントロール強化のためコストがかさむ。


【契約書】
以下の内容を盛り込む

  • 受注者が発注者からの支援依頼内容をXX日以内に示さない場合、受注者は発注者からの支援が必要ないものとみなす
  • 進捗の遅延が予測される場合には速やかに報告し、原因を分析し、対応策を提言する義務を負う(目的はプロとして改善提案する責任を持たせるため)
  • 利害対立の発生時に紛争を訴訟に委ねるか、仲裁に委ねるか。最初に仲裁で解決を図る場合、それを拘束力ありにするのか、拘束力なしにするのか。


(準委任契約の場合)

  • 対価の支払い条項で、裏付け資料の開示義務と資料の詳細レベルを謳っておく
  • 事前に報告のない問題の対処費には、プライムベンダーは支払い責任がない



【変更管理】

  • 変更管理のルールを作成
  • 本格的にプロジェクトに入る立ち上がりの段階で変更管理のルールに則して変更プロセスを実行してもらい、ルールに慣れてもらう
  • 例外ケースとして、コスト負担者が決定できていないが、デッドラインがあり作業が急がれる場合には、コスト負担者未決変更(Disputed Item)扱いとしてログに記録し、作業着手を支持せざるを得ない。これは2か月に1度など定期的に処理していく必要がある。
  • ユーザー企業に追加予算を出してもらうには、品質面でユーザー企業のメリットとなることを訴えていくことが必要。

【用語】

  • ステアリングコミッティ ― プロジェクトの運営を担う運営委員会のこと。組織または企業の枠を超えた大規模なプロジェクトにおいてたびたび新設され、全社的な立場から関係者の利害関係の調整や、連携の支援、意思決定などを行う半公式組織を指す。一般的にステアリングコミッティには、利害の対立関係にある部門の長や、さらにその上の役員、役付役員などがメンバーとして参加する。会議やプロジェクトにおいて、複数メンバーによる活動をスムーズに行うために、中立的な立場で全体を統括するファシリテーターの役割に似ている。(http://www.blwisdom.com/word/key/100803.html)

【準委任契約】
  • コスト超過の起因者がどちらであるかを問わず、プライムベンダーが最終的に責任を取らされる
  • プライムベンダーが委託業務の発生コストを積極的にトラッキングする必要あり
  • トラッキングするために、コスト実績の情報を開示してもらう必要あり(事前の合意が必要)
  • サブベンダーのコスト管理サイクルと、対価の支払いタイミングを同期(少なくとも月末1回)
  • 消化工数や発生コストをプラント対比させた実績報告書を定期的に提出してもらう
  • 進捗会議でコスト管理に時間を設け、バリアンス分析をサブベンダーと一緒に行う
  • 現状把握→バリアンス(予実差異)分析→問題解決へのアクション→傾向分析、の流れに従い、質疑応答を重ねる
  • 支払いは、契約により随意に決められる(工数ベース、進捗率ベース、成果物の完成)。一般的には支払いサイクルを定めて、期間内に実施された工数に応じて支払われることが多い。

【請負契約】
  • 実績コストの開示義務なし
  • 成果物の受領に対して対価(外注費)が支払われる

最初に書きましたように途中からのメモですので、前半に記述されていた契約関連は希薄になっているとは思いますがw

読み終わって感じたこととしては、PMがしっかり契約書を確認・把握し法律的な立ち位置を意識し自信を持ってしっかり行動することが重要だと思いました。
・・・って思えば当たり前のことなんですけどね^^;

ただ、これまでのプロジェクトの流れを見ていると上層部同士でそのあたりがしっかりなされているかというのは正直疑問符があるので、機会をうかがって私自身契約書のチェックをさせてもらうようなんとか交渉してみようと思います。

あと同著者の書籍ですが、「問題プロジェクトの火消し術」という書籍を購入しました。
もうすでにある程度読み進めているんですが、まとまったらまた感想を投稿しようと思います(`・ω・´)

2013年3月20日水曜日

「ベンダー・マネジメントの極意」を買ってみた



ベンダー・マネジメントの極意―プロジェクトを成功に導く外注管理


先日、「ベンダー・マネジメントの極意」という書籍を購入しました。

目的としては、

・今後業務で外注管理を行う可能性が高まってきた
・IPAプロジェクトマネージャ試験のための事例集め

の2点となります。

章立ては大きく

  • 発注
  • 契約
  • 開始
  • 実施
  • 終結
となっています。


私は数年前にNDA作成や、契約書作成は行ったことがあるのですが、ここしばらく開発の現場に近い所で作業をしていたため契約書について若干意識が希薄になっていました。

本書を読んで、PMも、というかPMこそ契約書(ユーザーとの契約もサブベンダーとの契約も)にしっかり目を通しておかなかればならないことを再認識させられました。

請負契約や準委任契約において、偽装請負にならないように現場での具体的すぎる指示を出すのは問題であることを示すとともに、サブベンダーへ丸投げにならないために意識しなければならないことが書いてあります。

基本契約以外にフェーズごとに契約を交わすべきというのもその通りだと思います。

現在、「実施」の序盤までしか読んでいないので、具体的な実施フェーズについてはまだまだこれからですが、内容は今でも古びてなく、少なくとも今の自分にとっては良書だなと思います。

全て読みきった時点で、ブログを書く余裕があれ実施編以降の感想も書こうと思います。


2013年3月3日日曜日

3DS版 ドラゴンクエスト7 コスタールの不思議な石版?入手方法

ドラクエ7にてコスタールに2つある「不思議な石版?」のうちの一つの入手が非常に面倒だったので入手までのフローのメモを書いておきます。


  1. カジノの最上階(カジノ1階に入って側にある昇る階段から行く)でおじいさんの話を聴く(宿屋のうらの家の主人が石版を入手していたという話)
  2. カジノの地下道(カジノ1階に入って側にある降りる階段から行く)で宿屋の家のうらの家の主人の話を聴く(いらなかったから人のいい防具屋の主人に売ってやったぜという話を聴く)
  3. 防具屋の奥さんから話を聴く(防具屋の主人は大灯台に行って帰ってきてないという話)
  4. 大灯台の最上階でへばっている防具屋の主人の話を聴く(ギャンブル好きの神父にあげちゃったよという話)
  5. カジノ地下のバー(カジノ1階に入って側にある降りる階段から行く)にいる神父の話を聴く(何のことだかわからないと言ってバーを去っていく)
  6. 教会(街に入ってすぐ左の階段から上に昇る)の上の階にいるシスターに話しかける(教会の机で何やらゴソゴソとやっていたという話)
  7. 教会でシスターの真正面から机を調べる(「不思議な石版?」を入手)


なお、1→2のフローで、カジノの最上階で話を聴いてから一旦外に出てしまうと、リセットされその次に宿屋のうらの家の主人の話を聴いても石版の話にはならずまた1からやり直しになってしまうので、決して外に出ず最上階で話を聞いたらそのまま地下に行って話を聴くようにしてください。

また、上記でもしかして不要なフローや、逆に他にも途中でリセットされてしまうパターンがあるやもしれませんが、検証も面倒なため試していません。
脇道にそれず上記フローでやるのが安全かと思われます。


なお、もう一つの「不思議な石版?」はカジノのコインで引き換えられます。
「カジノで儲けて入手!」というのがもしかして正当な方法かもしれませんし、他にもやりかたはあるのかも知れませんが、私の場合は財力にまかせて、必要なコインを全て金から直接引き換えたコインだけでまかないました。ついでにまもの生息図も!おかげでサイフがすっからかんになりましたがw ギャンブルしてないのにwww